映画「白ゆき姫殺人事件」鑑賞

まず湊かなえ原作。これで期待度が上がる。しかもあの大好きな映画「ゴールデンスランバー」の中村監督。これは期待しないわけない。


結果から書くととても面白かった。スッキリするように終わっている。最初からもすんなりと入りやすい。まず何があったのか1から説明してくれる。でももうこれが湊かなえお得意の伏線というか、引っ掛けだ。これが大好き。ワクワクしながらもどこでどう騙されるかと疑いながら見ていたらあっという間に違和感に気がつく。いや誰でも気づくかな(笑)


あとはもう答え合わせというか種明かしというか。時間を遡って謎が一つずつ解けていく。誤解が解けて今まで見えていたものが180度変わる。点と点が全て繋がる。そうすると答えがだんだんと見える。そう犯人はあの人。ここからかなりネタバレになりますが…






あの井上真央ちゃんが地味で目立たない?!いやいや、いくら薄化粧でも菜々緒と張り合える可愛さはある!!!!余裕である!!そこはかなりの違和感だった。TVの前で一人で「いやいやいや〜」と何回つっこんだことか。いっそのこと私を主演にして欲しかったわ。地味顔でまさに適役。ただ映像に耐え切れるかってまた別のサスペンスになる。

あとワイドショーの司会者の生瀬勝久が最高だった。思わず勘違い。あれミヤネ屋でも見てたかなって。コメンテーターまで見事な再現率。

再現率でいえば、途中途中に出てくるTwitter画面も。自分がTwitterをしてるのが嫌になるほど薄っぺらかった。綾野剛も最後まで薄っぺらかった。最後までこのまま終わると後味悪いなぁと思っていたら井上真央ちゃんと貫地谷さんのロウソクエピソードに心洗われたからまあスッキリ!ってオチかな。



見終わってこうして感想書く前にふとYahoo映画のみんなの感想でも見てみようと思って開くとまあ☆一つだらけだった(笑)原作ファンは原作の方がいいみたい。確かに本では登場人物の顔や表情が見えないからいい意味で想像を裏切られやすい。それにしてもみんな見事に☆一つで同じ意見ばかりだったから劇中のTwitterを思い出して気持ち悪くなってすぐ閉じた。ネット社会は便利だけどやっぱり怖い。